理事長挨拶

 平成2年5月、阿蘇地域の自然環境と景観を守りながら、観光開発と地域づくりのマネジメントを行う組織として財団法人阿蘇地域振興デザインセンターが熊本県と阿蘇郡旧12ヶ町村の出捐により設立されました。その後、事業の拡大を受け、平成10年と平成15年に基本財産を増額し、平成25年4月に公益法人へ移行しました。当財団は、設立当初より構成自治体から派遣された職員と公募による事務局長を中心に、運営や事業を行っています。

 昨年度は、コロナウィルス対策として、「阿蘇地域元気再生支援事業」の助成額を増額、各市町村の団体が主体となって、誘客キャンペーン、キャンプ場の整備、マルシェ開催などを実施、コロナウィルスで遠のいた客足を取り戻す阿蘇地域のPRを行いました。また、熊本地震からのアクセスの復興・復旧(JR豊肥本線・国道57号線)を記念し、歩くこととスマホアプリの組み合わせをベースに、景観や自然、歴史など地域の宝物を回り、飲食や二次交通と連動した「ASOロゲイニング2020in阿蘇」を開催、このイベントは、次回は南阿蘇を舞台に引き継いでいく計画です。

 当財団の公益目的事業の取り組みの大きな柱である人材育成事業において、本年度は地域づくりセミナーと合わせて「あそ未来創造塾」を開設します。この塾では、地域課題を解決する地域イノベーションを起こし、地域に暮らす価値観を持つ人材を発見・育成し、進学や就職で阿蘇を離れた子どもたちが帰ってきたくなるような環境の創出を目指し、ずっと住み続けることができる阿蘇づくりに取組んでいきます。

 他にも、阿蘇地域の恵まれた自然・景観との調和を図りながら、魅力のある地域づくりを目指し、地域振興、観光振興、環境・景観保全、情報発信へと取り組みを拡大し、デジタル化への対応も進めたいと考えております。

 当財団は、平成30年度末に観光庁より観光地域づくりの舵取り役として観光地域づくり法人(地域連携DMO)に登録され、令和2年には重点支援DMOに選定されました。観光を軸に、地域づくりのビジョンを描き、これからも阿蘇地域及び阿蘇くじゅう観光圏の発展と振興を目指していく所存です。

令和3年7月
公益財団法人阿蘇地域振興デザインセンター

理事長 髙橋 周二

ページの先頭へ